県窯業技術センター(有田町)は25日、有田焼と同じ原料を使い3D(3次元)プリンターで焼き物を作る技術を開発したと発表した。実用化すれば、複雑な形状の焼き物を短時間で精巧に作れるようになるという。

 同センターが、有田焼創業400年事業の一環で、機械で型を使わない製造技術を開発しようと、2013年4月に研究を開始。石こうの粉を使う3Dプリンターを活用した。

 原料の石を砕いた粉末を接着剤で固めながら、層を重ねて立体の造形物を作る仕組み。造形物は通常の窯で焼いて完成させる。現時点では強度不足が課題で、さらに研究を重ねる予定。

 開発を担当した副島潔係長は「複雑なオーダーメイドに対応できる」と話す。一ノ瀬弘道所長は「世界に負けない製造技術。今までにない有田焼を作りたい」と意欲をみせている。