工作機械メーカーの松浦機械製作所は、大型の金属部品が製作できる金属3Dプリンターを開発したと発表。
超大容量180リットルの工作物まで製造ができ、業界最大造形が可能。
国内外で航空機部品や自動車部品を中心とした需要を見込んでいる。
松浦機械製作所の金属3Dプリンターは金属粉末をレーザーで固め、積層成形する(金属光造形)と仕上げの(切削加工(マシニング))を一台で加工。最大造形範囲は500mm x 600mm。既存製品の約15倍。
同社は主力のマシニングセンターの技術を応用し、2002年に金属3Dプリンターを開発した。金型向けを中心に約60台の販売実績がある。松浦勝俊社長は「自動車や航空機産業の顧客から大型化の要望が多いのに対応した」としている。
