東京都立産業技術研究センターは11日、金属粉末積層造形装置(金属3Dプリンター)の機器利用料金を決めたと発表した。利用の予約については、7月1日から受け付ける。
造形後のビルドプレートからの切り離し、熱処理、サポートの除去などの、造形品の後処理については依頼試験として受け、円滑な試作開発の支援を行う。
機器利用サービスは、依頼主が造形用のモデルデータを持ち込み、造型機にデータを転送して造形する。中小企業の場合、最初の1時間は8617円。1時間を超えて使用する場合は1時間ごとに8193円加算する。
材料費は50グラムごとに922円かかる。ビルドプレート使用料は持ち出し可能な場合は4万5252円で、持ち出し不可は4525円。機器調整準備費は30分につき、1110円となる。